![](https://manualhair-k.com/wp-content/uploads/2022/02/縮毛矯正で失敗し-そこから学んだ.png)
こんにちは、ケイスケです。
今回は、僕がアシスタント時代に縮毛矯正でお客様の髪の毛をビビらせてしまった体験談をお話していきます。
そこから、あの時こうしておけばこのような結果にならなかったことも一緒に書いていくので、これから縮毛矯正を勉強される人や現にアシスタントの方で縮毛矯正をしてるけど疑問が多い方などはぜひ参考してください!
縮毛矯正の失敗談(ビビリ毛)
美容師アシスタント2年目の時に縮毛矯正のアシスタントに起きたハプニングです。
新規のお客様で縮毛矯正のヘルプを任され、お客様の髪の状態が、今まで縮毛矯正を何度もされており中間から毛先はもう結構チリチリでした。
この時スタイリストが言った指示は縮毛矯正していない毛髪はアイロンを入れてそのほかはアイロンを入れないという指示があり、毛先は1剤ででクセを伸ばす予定。
しかし、指示をされたものの1剤を流し乾かしていざアイロンワークをしようとした時に、中間から毛先は1剤のアルカリではクセが伸びていない状況でした。
しかし、指示とは違うが少しだけいれればクセが伸びると思い中間から毛先にアイロンを入れました。
アイロンが終わり一見アイロンでクセがのびて綺麗な状態の毛髪でした。
その後2剤を塗布し時間が経ってから流しトリートメントもしてあげて乾かしました。
しかし乾かすと中間から毛先がチリチリになっていました。
これはやらかしてしまった!と思いましたが、もう取り返しがつかない状態。
その後、スタイリストがダメージしていた部分がほぼ無くなる所までカットしていました。
ミディアムがボブになっていて、注意を受けるのだと思っていたら何も言われず済みました・
後日、スタイリストにあの時の状態からボブにして短くした理由を聞いたところ
![](https://manualhair-k.com/wp-content/uploads/2021/09/名称未設定のデザイン-300x300.png)
との事で。
でも、もしあの時に僕がアイロンワークを入れていなければ仕上がりは変わっていたのではないかと思い、自分のちょっとした判断や行動では、仕上がりが大きく変わるんだと思い、反省した出来事でした。
僕の判断はどこが間違っていたのでしょうか?
そこを、今回は振り返って、あの時の状況から何ができたかを考えてみました。
縮毛矯正で失敗した時の対処法
縮毛矯正はとても繊細なサロンワークです。
薬の選定はもちろん、お客様の髪質や髪の状態で全然癖が伸びなかったり逆に伸び過ぎてハイダメージになったりとお薬や時間に左右されやすい施術なので経験や知識が必要になります。
今回、僕が失敗した大きな要因は過度な工程にあると考えています。
振り返ってみると、まず余計なアイロンワークが大きな原因です。
あと、塗布の時間がいつもより長くなったことも大きな原因です。
塗布する時間 + 放置時間 なので、最初に塗布した所と最後に塗ったところで差は出てしまいます。
さらに、ダメージ具合でも変わってくるので、1剤はできるだけ、
早く均一に塗布することが重要!
となるのです。
縮毛矯正は、軟化で癖が伸びるかが決まり、1剤の塗布の時間が今後の仕上がりに最も重要なります。
アイロンワークについてですが、温度は低過ぎず、高過ぎない温度が理想で、僕は
180度 でアイロンワークしています。
これは、ヴァージン毛、ダメージ毛関係なくこの温度でしています。
※ハイダメージや伸びやすい髪質の場合は温度を下げることがある。
アイロンワークのポイントを画像でまとめてみました!
![](https://manualhair-k.com/wp-content/uploads/2022/03/スクリーンショット-2022-03-24-21.04.33-1024x813.png)
アイロンワークは熱をしっかり当てないと伸びない特徴があるので、基本、温度を高めの設定をオススメ。
アイロンワークもスライスが太過ぎず、細過ぎないことを重要で、大体、スライス幅は1cmから1.5cmが熱伝導が均一になると言われています。
その後、再結合するための2剤ですが、これも髪質や髪の状態で変えるといいです。
ブロム酸(臭素酸ナトリウム)とオキシ(過酸化水素)が主流となっており、特徴としては、
ブロム酸(臭素酸ナトリウム)
酸化速度は遅い。反応後にハリコシが出る。 ハイダメージやハリコシを出したい人にオススメ。
オキシ(過酸化水素)
酸化速度は早い。 髪へのストレスが多いのでハイダメージには向かない。 時短した時にオススメ。
![](https://manualhair-k.com/wp-content/uploads/2022/03/2剤の種類-1024x813.png)
2液は、髪の状態で薬剤を変えると仕上がりが変わってくるので、その人にあった薬剤を選ぶと失敗は少なくなります!
以上の知識が最低限あると失敗は少ないですが、かなり繊細で難しい施術だと僕は思います。
では、これをふまえた上で、気をつけて縮毛矯正をしたら良いでしょうか?
縮毛矯正で気をつけること
縮毛矯正は、一見クセが伸びて綺麗に見えますが、ブリーチの次に毛髪へのダメージが大きい施術です。
なので、まずは、しっかりカウンセリングをすること!(アシスタントの人ならカウンセリングを聞くこと!) が重要なのと、もし、カウンセリングが聞けない場合は、シャンプーの時などに今までどんな施術をしてきたか聞いてみるのもアリだと思います。
たまに、お客様自身が履歴を覚えていなかったり何をされたかわからない場合もあるので、毛髪を見て触った時に縮毛をしている感じの毛なのかを見極めれたら最高!
ここで、気をつけるポイントをまとめました。
チェックリスト
- 1剤を塗布し終わる時間を短くする。
- 軟化のチェックはバックとこめかみをチェック
- 1剤を流す際にシャンプーをする
この三つを押さえておくと、ダメージ具合は抑えられると僕は考えます!
アイロンワークでの気をつけることは、アイロン入れる前にするドライで、ドライ時にしっかり水分を飛ばし乾かすことが重要!
濡れた状態でアイロンをすると、ジュッ!! と焼ける音がしますが、これは、毛髪の中で、水蒸気爆発 が起きることでなると、毛髪内部の組織が壊れ、ダメージに繋がりクセは伸びてもチリチリになってしまい綺麗な縮毛矯正がかからないです。
気をつけることは、以上!
※あくまで僕の見解ですので、他のサロンさんは僕のあげたポイントとは違う方法で縮毛矯正をかけるお店もあります。
最後に、今回の体験で縮毛矯正に対する姿勢が変わりました。 一度チリチリになった毛髪はほぼ戻りません。
なので、いかに失敗にならないように回避できるかがポイントになるので、今回の体験談で何か一つでも気づくことがあれば嬉しいです。
他の記事も書いてあるのでぜひ、チャックしてみてください!
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