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こんにちは、ケイスケです。
今回は、毛髪について詳しく解説していきたいと思います。
髪の毛は何ができているか? 髪の毛はどんな構造になっているのか? ダメージはどう起きている?など、毛髪についての素朴な疑問などにわかりやすく応えて行けたらと思います。
目次
毛髪とは?
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毛髪について解説していきます。
毛髪とは、
人の毛の総称 を指しすます。
頭髪は、
頭髪は、人の頭部に生える毛である。毛髪、髪の毛、また単に髪とも言われています
毛髪は何でできているか?
毛髪の成分について説明していきたいと思います。
毛髪の主成分は、ケラチンというタンパク質からできています。
他は、水分、脂質、メラニン などで構成されています。
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ケラチンについて
ケラチンとは、
アミノ酸が70個以上つながったもので、70個の中に一つでも”シスチン”を含むとケラチンと呼びます。
ケラチンは、
キューティクル、コルテックス、CMCに存在します。
毛髪の等電点について
等電点とは、よくいう pH のことです。※酸性 アルカリ性
肌のpHは弱酸性と言われていますね。
髪も肌と同じタンパク質(アミノ酸)でできているので、pHは弱酸性が最も安定すると言われています。
髪のpHは、
pH4.5 ~ 5.5
になります!
等電点(pH)がどちらかに傾くとどうなるか?
酸性によった場合とアルカリによった場合での違いについて解説していきます。
酸性
ハリコシが出て、髪の毛がしっかりします。触った感じが硬くなる特徴があります。
アルカリ
テロテロになり、ハリコシがなくなります。触った感じが柔らかくなる特徴があります。
※ケミカルな施術はほとんどがアルカリ剤による施術になるので、毛髪ダメージはアルカリによることで起きるものが大半占めます!
毛髪の構造について
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毛髪は、キューティクル、コルテックス、メデュラの3層構造になっています。
キューティクル(毛表皮)
無色透明でウロコ状になっている。 キューティクル1枚で毛髪の周りを半分から3分の1を覆い、たけのこの皮のように重なっている。
コルテックス(毛皮質)
葉巻状の形状で、縦方向に繋がっており、比較的規則正しく並んでいることが多い。
コルテックスの中には、メラニン色素(髪色の元)と毛髪内の水分を一定に保つNMF(天然保湿因子)を保持している。
メデュラ(毛髄質)
毛髪の中心部にあり、細くはなく、普通毛でも途中で切れてしまうこともある。
毛髪の基本構造ですが、その他にも毛髪を保つための成分があります。
CMC
コルテックスの間、キューティクルの間に存在し、コルテックス同士を接着する働きがあり、その他にも水分や薬剤の通り道の役割でもあります。
毛髪の構造をわかりやすくしたイメージになります。
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ここでポイント
キューティクルが整っていると、毛髪内部の構造がしっかりし、自然なツヤが出ると言われています!
以上が、毛髪の構造についてでした。
ケミカルな施術による毛髪への影響
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ケミカルの施術の種類によってダメージ具合が違います。 各施術のダメージについて解説していきます。
カラー
キューティクルの範囲に影響が出る
カラーによるダメージは、1剤に含まれるアルカリ剤と2剤に含まれる過酸化水素によるダメージがメインになります。
キューティクルへの影響が大きく、毛髪内部の保護力が下がるので、ホームケアでしっかり補修しないと毛髪の栄養成分が流出しやすいと言われいます。
パーマ
コルテックスの範囲に影響が出る
1剤に含まれるアルカリ剤や還元剤、2剤に含まれる酸化剤によるダメージがメインとなります。
毛髪内部に隙間が生じるため栄養成分が流出しやすいと言われています。
※ストーレートと縮毛矯正に関しては、パーマの分類になるため省略させていただきました。ただ、縮毛矯正に関しては、熱処理を加えるので、熱処理分ダメージを多く負ってしまう可能性があります。
カラーとパーマを併用について
よく、カラーとパーマを一緒に施術しても良いか?という質問されることがあります。
僕の意見ですが、できれば別々に施術することをオススメします!
ただ、お仕事や育児などで美容室で長く時間をかけることができない方もたくさんいらっしゃいます。
ですので、一緒に施術をする時に必ず、トリートメントをメニューに加えることをオススメします!
ケミカル施術のダブルパンチになるので、しっかり補修することで、デリケートな状態をしっかりカバーできるので施術後のダメージ具合も変わってきます!
カラーとパーマ、どちらを先に施術するかについて
コチラも、よく聞かれる質問ですが、
パーマ(ストレート、縮毛矯正含む)を先に施術することをオススメします!
なぜかと言うと、カラーを先にした時に、染料剤がパーマ液の塗布によりキューティクルを開き染毛剤を流出してしまうからです!
せっかく、綺麗に入ったカラーがパーマで退色してしまうのは悲しいですよね…
ですので、カラーとパーマを併用しようと考えている方は、まずパーマから施術することをオススメします!
※施術内容によって逆のこともあり得るので担当する美容師さんとカウンセリング時に聞いてみてください。
ここで、ケミカル別に毛髪へのダメージの違いをイメージしてみたのでご参考ください。
![](https://manualhair-k.com/wp-content/uploads/2022/02/毛髪ダメージ-1024x813.png)
ケミカル施術なし Lv 1〜2
一度もケミカルな施術をしたことがない毛髪はキューティクルが剥がれたりしてない状態で、ツヤなどがでたりします。
損傷はなく、手触りも良い状態。
カラー パーマ の併用
カラー又はパーマをされた毛髪に関しては、キューティクルが剥がれ、内部の成分に損傷が出ているのがわかります。
多少損傷はしているものの、まだ毛髪の成分を保留している状態で手触りなども少し気になる程度かと思います。
カラー パーマ 縮毛矯正 ストレート の併用
ホット系パーマを、カラーなどと併用した場合は、キューティクルが剥がれ落ち、毛髪内部がさらけている状態です。
この時点で、毛髪はボロボロな状態と言えるでしょう。
ダメージ具合によって、見た目や手触りに影響が出る理由としては、イメージのように毛髪の損傷具合で起きます。
しっかり、トリートメントで毛髪の栄養と補修をしてあげることをオススメします!
まとめ
今回は、毛髪の構造について解説していきました!
いかがでしたでしょうか?
最後に、今日のおさらいとしてまとめて見ていきたいと思います!
毛髪の構造のまとめ
・毛髪とは?
人の毛の総称
・毛髪の成分
ケラチンというタンパク質からできている
pHは4.5〜5.5
酸性によると硬くなる
アルカリによると柔らかくなる
・毛髪の構造
キューティクル(毛表皮)
毛髪の外周を覆っている。 配列が整っているとツヤがでる。
コルテックス(毛皮質)
メラニン色素やNMF(天然保湿因子)を保持する。
メデュラ(毛髄質)
まだ、解明されていないが、メデュラを含む髪全体がしっかりしていることでハリ(弾力)や透明感やツヤなどに大きく関係する。
CMC
薬剤や水分の通り道
・ケミカルな施術での毛髪への影響
カラーとパーマではダメージする場所が違う。
カラー
キューティクルにダメージ大
パーマ
コルテックスにダメージ大
・カラーとパーマ併用について
カラーとパーマを同時日に行わない方が良いが、トリートメントでしっかり補修することでダメージを抑えられるのでオススメ。
カラーとパーマをする順番としては、先に、パーマがオススメ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ヘアカラーについて書いた記事もあるのでご覧ください
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