カット

現役美容師がカット用語を詳しく解説

こんにちは、ケイスケです。

 

今回は、美容師が使うカットの用語について解説していきたいと思います。

 

美容学生さんやアシスタントさん、または美容に興味がある方などこれからカットを学んでいこうとしている方に向けて書いていきます。

 

今回、紹介するのは一部になるのですが、基本中の基本ですので覚えておいてほしいです!

 

また、全然関係ない方でも、カットの基本ってこういう事なんだ〜ってぐらいでもいいので、知識として入れてもらえると嬉しいです!

 

 

カットの基礎知識

カットの基本として、頭部のポイントエリア分けます。

 

そこから、ブロッキングをし、スライスして毛髪を引き出しカットしていきます。

 

ポイントとは…  頭の各部位の特定場所

 

エリア… 頭の各部位の特定範囲

 

ブロッキングとは…  技術がしやすいように頭髪をいくつかに区分した時の一区画

 

スライスとは…  各ブロックの毛髪を薄く分けとることをスライス

 

と考えます。

 

カットをする時に、どこでスライスを取るのか、ブロッキングするのかでカットの構成が決まっていきます

 

その時に、”ガイド” という意味でポイントとエリアの名称を覚えていくとカット理解が早くなると言われています。

 

わかりやすく図にしたので、参考にしてください。

 

ポイント

ポイント

F.P (フロント・ポイント)

正中線の位置。頭部を左右均等に分けた位置。

K.P (こめかみ・ポイント)

こめかみ直上線とフェイスラインが交差する点。

T.P (トップ・ポイント)

頭頂部で最も高い位置の一点。 際頭頂部。

E.P (イヤー・ポイント)

耳上(じじょう)、耳後(じご)の交差する点。

G.P (ゴールデン・ポイント)

顎(あご)と耳上(じじょう)を結ぶラインの延長線が、正中線と交わる一点を指す。アップスタイルにおいて、毛束を集める頻度が高い位置。

顎と耳上を結ぶラインの延長線上。

H.P (ハイ・ポイント)

後頭部、正中線上の一点。B.PとG.Pの間にある後方に張り出したところ。

B.P (バック・ポイント)

こめかみとE.P を結ぶラインの延長線が、正中線と交わる一点の部分を指します。

N.P (ネープ・ポイント)

N .L(ネープライン)と正中線の交わる一点を指す。

E.E.P (イヤーツ イヤー パート)

T.Pと左右の E.Pを結ぶライン。ヘアスタイルをこのラインを境にして、フロントサイドエリアとバックエリアに分けて考える。

H.P.L (ハイ ポイント ライン)

H.PとK.Pを結ぶライン。頭の鉢(はち)周り。 鉢…頭の丸みの角が一番張っている所。

エリア

エリア

オーバーエリア

H.P.Lの上部域を指す。 対称としてアンダーエリア。

ミドルエリア

B.PとE.Pを結ぶラインから、H.P.Lまでの区間を指す。 オーバーエリアとアンダーエリアの間。

アンダーエリア

B.PとE.Pを結ぶラインの下部域。または、頭部を上下に分けた際の下部域。 対称としてオーバーエリア。

フロントエリア

T.Pと左右のE.Pを結ぶE.E.Pよりも前の頭部区域。 

トップエリア

頂上域を指す。頭頂部周辺の中でもやや後頭部寄りの場所を示す。

フロントサイドエリア

T.Pと左右のE.Pを結ぶ結ぶ E.E.P 以前の頭部区域。

耳後から顔の前方に向かって顎先もしく鼻先までのエリアを指す。

バックエリア

T.Pと左右のE.Pを結ぶ結ぶ E.E.P 以後の頭部区域。 対称としてフロントエリア。

耳後から顔の後方に向かって、後頭部の一番張っている部分までのエリアを指す。

ネープエリア

アンダーエリアの部分を指す。

ヘムライン

襟足の生え際部分のライン

フェイスライン

顔の輪郭、すなわち顔周りの生え際のを指す

ネープライン

襟足のライン。 

みつえり

襟足左右の角。ヘムラインとネープラインの接点。

もみあげ

サイドの頭髪が、顔正面のアウトラインに沿って外耳の前部分に生え下がっているところを指す。

 

以上が、ポイントとエリアについての説明でした。

 

ブロッキング

基本の4つのブロックを紹介していきます。

※技術がしやすいように頭髪をいくつかに区分した時の一区画、または一部分。 セクションまたはパートとも言われる。

スライス

スタイルに応じて、各ブロックの毛髪を薄く分けとることをスライスと呼びます。

基本的なスライスの取り方の2種類を紹介していきます。

 

① ホリゾンタルスタイル…  横にスライス

 

② バーティカルスライス…  縦スライス

 

 

 

 

基本のカットスタイル

基本的なカットの技法を紹介していきます。

 

今、世の中にあるスタイルをこの3つのスタイルから成り立っていると言われています。

 

ワンレングス

 

グラデーション

 

レイヤー

 

この三つから成り立っています。 各スタイルを紹介していきます。

 

ワンレングス

(地肌に対して0度)

 

全ての髪を、自然に落ちる位置で同一線上(床に対して平行)にカットする

 

ブラントカットの中で最もベーシックなカットスタイル

 

全てのカットのベースがこのカットに入っている言っても過言ではない基本中の基本です。

 

 

グラデーション

(地肌に対して45度)

 

毛髪の重さを築き上げる

 

毛髪の段差を密に作ることが可能

 

毛髪の厚みをぼかすことができたり、スタイルのエッジ(角)を削ぎ丸く仕上げることができます。

 

 

 

レイヤー

(地肌に対して90度)

 

重さを取り除く

 

幅広の段差をつけることができるカット。

 

トップの動きや重さをとる時多く使われるカットです。

 

エッジを効かせるスタイルを作るときにも多く使われます。

 

 

以上が、基本のカットになります。

 

 

まとめ

今回は、カット用語について解説していきました!

いかがでしたでしょうか?

最後に、今日のおさらいとしてまとめて見ていきたいと思います!

カット用語のまとめ

カットの基礎知識

ポイント

頭部の各位置を目安としてのガイド。

エリア

頭部の各範囲を目安としてガイド。

ブロッキング

技術がしやすいように頭髪をいくつかに区分すること。

スライス

各ブロックの毛髪を薄く分けとりカットしやすくすること。

基本のカットスタイル

ワンレングス

グラデーション

レイヤー

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

パーマについて書いた記事もあるのでご覧ください

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