こんにちは、ケイスケです!
今回は、ブリーチ剤について紹介していきたいと思います。
ハイトーンカラーの普及が多い現代、実際ブリーチをされたことがある人はここ数年で急上昇したと思います。
髪の毛の色を脱色する!という原理や、カラー剤とブリーチ剤との違い、
ブリーチで起きる髪の毛の変化でヘアケアやカラー以外の施術をした時に、ブリーチ毛だと、どうなるのかも一緒に詳しく解説していきたいと思います!
目次
ブリーチとは?
ブリーチとは、ざっくり言うと、
髪の毛の混在しているメラニン色素を脱色する ことを言います。
いわゆる、脱色剤です!
ハイトーンカラーや外国人風カラーは、ブリーチで毛髪の色を抜いて明るくしたベースに対して、カラーを重ねて薄く淡い色やビビット原色カラーなどの色に染めたりできるようになります。
ブリーチ剤とカラー剤の違い
ブリーチ剤とカラー剤の違いについて説明していきます。
僕はこういう風に解釈しています。
ブリーチ剤 色を抜く薬剤
カラー剤 色を入れたり抜いたりする薬剤
ブリーチ剤は、ジアミンというヘアカラーには欠かせない染毛剤があります! それが、一切配合されていないので脱色剤と考えます。
逆に、カラー剤には、ジアミンという染毛剤は少なからず入っています。
毛髪の脱色効果のあるアルカリ剤と、毛髪に色を入れる酸化染料というのが必ず配合されています。
※ただ、ライトナーなどは脱色剤の分類に入るためジアミン等の染毛剤は入っているものは少ないです。
なので、大きな特徴の違いとして、色の脱色する効果のみがブリーチ剤とカラー剤の違いだと考えます!
ブリーチで起きる髪の毛の脱色作用とダメージ
では、ブリーチをした毛髪の脱色作用と他の施術に比べ、何故ダメージが多いのかを説明していきたいと思います!
脱色作用について
ブリーチは、内部にある毛髪のメラニン組織を破壊し、色素を抜くことで毛髪の色素が薄くなっていきます。
では、簡単にですが、脱色をするのに必要な薬剤を紹介していきます。
アルカリ剤 1剤
毛髪の膨張と過酸化水素の酸化作用の促進をする効果がある。
過酸化水素 2剤
メラニン色素分解に大きく働きかけます。 アルカリ剤と過硫酸塩と混ぜることで強い酸化力を持つ成分に変化します。
過硫酸塩
1剤と2剤を混合した時に酸化力をサポートする効果がある。
この三つがチームとなりメラニン色素を破壊していきます!
まず、髪の毛を膨張させキューティクルを開かせ内部に薬剤を浸透させる領域を確保します。
次に、毛髪内部のメラニンに対し、1剤と2剤を混ぜた薬剤を内部に送り込みます。
そうすると、滞在しているメラニン色素の組織を破壊していきます。
ダメージについて
そもそも、カラーやパーマや縮毛矯正やストレートなどケミカルな施術はほとんどが髪の毛の内部に働きかけることで化学反応が起きて毛髪の発色や動きがつけることが可能になります。
話は変わりますが、毛髪の構造をまず簡単に説明します。
毛髪の構造は大きく3層から成り立っています。
外側にはキューティクル 内部にコルテックスとメデュラという層があります。
詳しくはまた別の記事で紹介していきたいと思います。
先程、ケミカルは毛髪の内部に働きかけると説明しました。
内部のコルテックスやメデュラに働きかけるには、外側にあるキューティクルの鱗状の表面を剥がし広げる必要があります。
そうすることによって毛髪の内部に薬液が浸透し化学反応が生じます。
この時点で、気づいたかと思いますが、キューティクルが剥がれるということが見た目で見えるダメージです。
枝毛や乾燥など髪トラブルはこのことから生じていると言われています。
詳しくはコチラ ↓
では、本題に戻ります。
ブリーチの化学反応により、キューティクルの鱗を剥がし広げる時のパワーが他のケミカルの施術に比べ、ダントツにパワーが強いために
ダメージ量が一番多いケミカル施術と言われています!
ブリーチ毛は髪質自体を変えてしまうぐらい毛髪の負担が大きい施術なので、ブリーチを検討している方はよく考えてからブリーチを行うことをオススメします!
ブリーチ毛にケミカルな施術は可能か?
ブリーチした毛髪に他のケミカルな施術は可能か。
結論から言うとカラー以外オススメしません。
先程も説明しましたが、毛髪の負担が一番大きい施術なので、
ブリーチをした後にパーマや縮毛矯正やストレートなどを考えている人。
パーマや縮毛矯正やストレートをした後にブリーチを考えている人。
正直言ってオススメしません。
が、できないことはありません。 その時にオススメするブリーチが、ケアブリーチです。
ケアブリーチとは?
ブリーチ剤に、毛髪を保護する薬液を入れて行うブリーチのことです。
ここで、ケアブリーチのメリットとデメリットを説明していきます。
メリット
脱色作用時に、ケアをしながら脱色することによって毛髪のダメージを軽減します。
ケミカルな施術を可能する場合もあります。
通常のブリーチでは抜けやすいヘアカラーも色もちしやすくなる。
ブリーチと施術時間が変わらない。
デメリット
ダメージをしないわけではない。
ダメージ具合によってはケアブリーチでも再ブリーチやケミカルな施術ができないことがある。
ケアブリーチの薬剤が全ての毛髪に対応しているわけではない。
美容室によって薬剤の料金が違う。 安いから悪いや高いから良いとは限らない。
これ以外にもありますが、大まかな違いを紹介しました。
※ ケアブリーチは何を使っているか事前確認しても実際に毛髪に合うかはわからないので、ケアブリーチを使ってブリーチを得意としている美容室をインスタやホットペッパービューティーで確認するのをオススメします!
ブリーチをする際の注意
ブリーチの注意点をいくつ紹介していきます。
ここでは、ブリーチを受ける側(お客様側)とブリーチを施術する側(美容師スタイリストorアシスタント)に向けて紹介していきます。
ブリーチを受ける側(お客様側)
ブリーチを受ける側の人のいくつかの注意点を紹介していきたいと思います。
まず、施術を受ける際にいくつかのチェック項目を用意しました。そこにいくつか当てはまる人はブリーチを受けることを一度、担当する美容師さんと相談するブリーチを受けるか一度考えてみてください。
注意するチェックリスト
- 今までに、ブリーチで頭皮がかぶれた、もしくは滲みたことがある
- ブリーチをした時に、具合が悪くなったある
- 髪の毛の経歴にケミカルな施術がある (ハイカラー,パーマ,デジタルパーマ,縮毛矯正,ストレート,酸性ストレート)など
- ブリーチの履歴がある
- ハイライトもしくはバレイヤージュ、インナーカラー、ポイントカラーなどの履歴がある
ほかにもありますが、事前に担当するスタイリストなどに事前報告する項目になります。
これは、これから行うブリーチの施術においてできるだけ失敗がない為のチェックリストになります。
ほかにも、ブリーチで気になることがあれば事前に、報告もしくは相談することをオススメします。
ブリーチを施術する側(美容師スタイリストorアシスタント)
この項目は、スタイリストがお客様に確認する項目となっています。
施術する側(美容師側)
- 今までに、ブリーチで頭皮がかぶれた、もしくは滲みたことがあるか
- ブリーチをした時に、具合が悪くなったことがあるか
- 髪の毛の経歴にケミカルな施術があるか (ハイカラー,パーマ,デジタルパーマ,縮毛矯正,ストレート,酸性ストレート)など
- ブリーチの履歴があるか
- ハイライトもしくはバレイヤージュ、インナーカラー、ポイントカラーなどの履歴があるか
- ブリーチの履歴がある人に、ケアブリーチでブリーチをしたことがあるか
- 今まで、ブリーチの施術で毛髪が切れたりしたことがあるか
- 経歴に黒染めや暗いトーンのカラーをしたことがあるか
- 白髪染めや黒染めによるブリーチの脱色にムラができること
- ケミカルな施術やダメージ具合によってはブリーチができないこと
一部ではありますが、最低限このくらいは確認しておくと何があったとしても了承得た上での施術になりますで、確認することをオススメします。
自身でブリーチをされる方の注意ポイント
ご自身で、ブリーチをされる人は、特に注意して欲しいポイントとしては、必ず説明をしっかり読んで理解してください!
ブリーチの施術はプロがしても難しい施術になります。
ご自身の責任になるので、必ずブリーチ剤の注意書きの所は守ってください。
人から聞いた話ですが、ブリーチ剤が目に入って失明する事件があり、実際に起きたことです。
ブリーチはそれほど危険な薬剤です。
ですので、ご自身でされたり、ご友人にブリーチをする時は必ず注意を払い、万が一、目に入ったらすぐ水で流し病院にかかってください!
自己判断では判断しないで病院に必ずご相談することをオススメします!
でも、美容室でするブリーチは高いですし、時間もかかります。 なので、自分でするなとは言いませんが、気をつけてブリーチを楽しんでもらいたいので説明しました!
上手く使ってカラーを楽しんでください!!
まとめ
今回は、ブリーチについて解説していきました!
いかがでしたでしょうか?
最後に、今日のおさらいとしてまとめて見ていきたいと思います!
ブリーチ まとめ
ブリーチとは?
毛髪のメラニンを破壊し脱色すること。
ブリーチ剤とカラー剤の違いについて
ブリーチ 色を抜く
カラー 色を入れたり抜いたりする
ブリーチによる脱色作用とダメージについて
脱色作用
キューティクルを開き、メラニン色素を破壊、分解して色を抜く
ダメージ
キューティクルを剥がしたり、毛髪内部の栄養の流失の原因がケミカルの施術の中で一番大きい。
ケアブリーチをするとダメージの軽減ができるのでオススメ。
ブリーチ毛にケミカルな施術は可能か?
絶対にできないことはないが、あまりオススメしない。
前処理などにこだわるお店をオススメします。
ダメージをかなり負う覚悟で施術する。
ブリーチする際の注意
される側もする側も、これまでにブリーチで起きたことを事前にカウンセリングで相談する。
初めてされる人は、ブリーチにおけるメリットとデメリットを聞き、納得した上で施術を行うことオススメします。
ご自身でされる方は、説明書をしっかり読んだ上で、ブリーチしてください!
薬剤を流すときは必ず目を閉じること!
目に入ったら、まず水で流し、病院で対処してもらう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
カラーの原理について書いた記事もあるのでご覧ください
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